大学院・工学研究科 研究室
知能デバイス材料学専攻

ナノ材料物性学講座 極限材料物性学分野(須藤・安藤・双研究室)

研究テーマ

  1. 界面構造制御による超高速半導体デバイス材料の高信頼化
  2. 有機系材料を基板とするデバイスの界面高信頼化
  3. ナノ空間分解能を有する界面密着強度評価法の開発
  4. 高性能水素透過膜中の水素の拡散挙動
  5. 金属ガラスや耐熱材料における原子拡散と熱的安定性

研究内容

私たちの研究室では、変形と拡散に関する学問分野を基盤として、最先端の計測・解析技術を駆使することによって、新しい工業材料およびそれらからなるシステムの熱的・力学的信頼性を向上するための研究を行なっています。どんなに新しい機能を持つ材料が開発されても、それが実際に使われるためには製作時や使用環境下において高い信頼性を持っていることが必要です。また、新しい材料は、その性能や信頼性を評価するための新しい計測技術も必要です。これらの要求を実現するために企業などと連携しながら常に時代をリードし応用を見据えた基礎研究を行なっています。大きいものでは自動車や航空機材料の変形機構に関する研究を通じて、軽くて強くて耐久性のある材料開発に貢献しています。小さいものでは電子材料や半導体デバイス材料の変形機構と組織形成機構の研究を通じて、微小で高性能な電子デバイスの開発に貢献しています。また、金属ガラスや水素透過金属の拡散挙動に関する研究を通じて、高性能水素精製材料の開発に携わっています。

図1 研究活動の概要

図1 研究活動の概要